今回はバンガロールで現地法人を設立した日本人若手起業家のイトウさんについて書きます。前回のブログはこちらになります。
イトウさんは日本の大学を卒業し、卒業後にインド バンガロールへ来られて貿易関連の現地法人へ就職し、自身で現地法人を設立中でした。現地には他にも日本人起業家がいますが、イトウさんが他の起業家と違い優れていると感じたのは以下でした。
- インド起業情報が少ない当時で20代前半に個人で現地法人設立
- インドと中東の人達からの絶対的信頼
インド滞在で私が感じたことですが、インドや中東の人から日本人が本当に信頼を得るのはかなり難しいと思います。インドと日本では宗教への信仰、文化や食生活など数多くの違いがあり、双方で誤解が生まれやすいです。この考え方の違いから、現地の多くの日本人起業家や駐在員はインド人へ悪いイメージを持っていました。雇用したインド人への扱いが明らかに酷い場合や日本人の集まりでインド人の悪口を言う機会を何度も目にした事があります。
ただ、イトウさんは別でした。優れた人格者というわけではなく、生き方がインド人そのもので異文化の理解力が高い方でした。差別なく人を敬う姿勢は人種や文化を越えて信頼を得ていました。イトウさんのアパートを訪ねたところ、場所が本当のローカルエリア(インド人しか住んでいない地域)で、アパートがとても日本人が住んでいるような感じはなく、インド人の家と差がなかったのは驚きでした(笑)
私はイトウさんのアパートに6ヶ月近く滞在し、イトウさん、インド人と私の共同生活を送りました。この期間にイトウさんは私にバンガロールの日本人の集まりや他の起業家や駐在員の方を紹介してくれました。折角インドにいるので繋がりを持った方がいいとアドバイスを頂き、苦手な分野でしたがいろんな方とお会いし、結果、今後のインド活動を大きく進展させるキッカケになりました。
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